商船三井の決算発表をきっかけに、商船株が大きく値を下げていますね。
「米国の関税政策」「荷動きの減少」「想定為替レートの円高修正」などが影響し、
2026年3月期の純利益は前年から60%減の予想とのこと。
私もホントに微力ですが商船三井の株を3株保有していてポートフォリオに入っているので、この急落はいったい何があったのかと驚きました。
👉 配当も前年の360円から150円に大幅減配となり、ショックを受けた方も多いのではないでしょうか。
「配当目的で買っていたのに……」という声が聞こえてきそうです。
「このまま下がり続けるのか、それとも買い時なのか?」
悩む中でふと立ち止まり、「商船株だけにとらわれず、他の業種にも目を向けてみよう」と思いました。
■ 円高の影響を受けにくい業種
1. 内需型企業
→ 日本国内でビジネスが完結している会社は、為替の影響が小さいです。
2. インフラ・公共サービス
→ 景気変動や為替の影響が少なく、安定的な収益を上げる企業。
3. 医薬品・ヘルスケア
→ 国内ニーズが安定、かつグローバル展開企業は円高で仕入れコストが下がることも。
4. IT・クラウド・通信インフラ
→ 国内事業中心&高い利益率で、円高のマイナス影響が限定的。
■ 逆に、円高の影響を強く受けやすい業種
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自動車(トヨタ、ホンダ)→ 輸出比率が高く、利益圧迫
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精密機器(キャノン、リコー)→ 海外売上が大きい
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鉄鋼・非鉄(金属資源価格との連動+輸出あり)
円高が進む今、注目したいのは「内需型×高配当株」
現在の為替は1ドル=140円台と、昨年よりも円高方向に進んでいます。
その影響で輸出関連企業(=外需型企業)の業績予想には慎重な見方が増えています。
そこで今回は、円高の影響を受けにくい「内需型企業」に注目し、さらに
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安定した高配当
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ほどよい成長性
も期待できそうな銘柄をピックアップしてみました。
💡 円高に強く、高配当&成長も狙える注目株5選
■【9433】KDDI(au)
■【8591】オリックス
■【8002】丸紅
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配当利回り:約4.0%前後
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総合商社の中でも非資源・国内系の割合が高め。インフラや都市開発など長期投資案件も豊富。
■【7453】良品計画(無印良品)
まとめ:視野を広げて「攻めと守りのバランス」を
配当目当てで投資していても、株価が大きく動くと不安になりますよね。
商船株のように、高配当でも外部要因(為替・政策)で変動しやすいものもあります。
だからこそ、内需型で円高にも比較的強く、安定配当を出している企業にも目を向けることで、
ポートフォリオ全体のバランスをとることができると感じました。
「もらいながら、育てる」
そんな銘柄選びを、今後もコツコツ続けていきたいと思います。