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【体験談あり】会社の持株会ってやった方がいい?NISAと比べて思うこと

会社に「持株会」があるけど、入ったほうがいいのか迷っている…

そんな人、多いのではないでしょうか?

私も最初は迷いました。でも、実際に持株会に入ってみて、「やってよかったな」と思う反面、「これはやりすぎ注意だな」と感じることも。

この記事では、私自身の経験を交えながら、会社の持株会に入るメリットと注意点、そしてNISAとの比較についてまとめてみました。

これから持株会に入ろうか悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

◆ 会社の持株会ってどんな制度?

まず、会社の「持株会」とは、自分の勤めている会社の株を、給与天引きで少しずつ購入していける制度です。

毎月3,000円〜1万円など、少額からでも参加でき、積み立て感覚で自社株を持てるのが特徴です。
しかも、多くの企業では、持株会に参加する社員に対して「奨励金(補助)」を出してくれる制度があり、これが大きなメリットになります。

◆ 私が持株会に入った理由

私が持株会に入ったのは、「少額でコツコツ資産形成したい」と思ったのがきっかけでした。
最初は月3,000円から始めてみたのですが、会社から奨励金が10%付くということもあり、「普通に貯金するより得かも」と思ったのです。

実際、株価が少し上がったタイミングで売却し、小さな利益をコツコツ積み重ねることができています。
持株会で買った株をずっと保有するのではなく、「ある程度プラスになったら売って、また少し買い直す」というスタイルが、私には合っていると感じました。

◆ 持株会のメリットとは?

実際にやってみて感じた、持株会のメリットを整理してみます。

① 奨励金(補助)がつく

私の会社では、毎月の拠出金に対して10%の奨励金がつきます。

たとえば月1万円積み立てた場合、会社が1,000円分上乗せしてくれるわけです。
これは定期預金や普通預金では得られない利回りなので、かなり魅力的だと思います。

② 少額から始められる

株というと「数十万円の資金が必要」なイメージですが、持株会なら数千円から始められます。
投資初心者にとって、始めやすい仕組みです。

③ 給与天引きでラク

自動的に給与から天引きされるため、「貯める・増やす」が習慣化しやすい。
「投資しようと思っていたのに、使っちゃった…」ということがなくなります。

◆ 注意すべきポイント

ただし、持株会にはリスクもあります。
以下のポイントには気をつける必要があります。

① 会社の株価に依存する

自分の給料も、その会社の株価も、同じ会社に左右されるということ。
万が一会社の業績が悪くなったり、株価が下落すれば、給与と資産が同時に打撃を受ける可能性があります。

② 売却の自由度がやや低い

証券口座で買った株と違って、持株会で買った株は「売りたいときにすぐ売れる」とは限りません。
売却には申し込み手続きが必要だったり、タイミングによっては売却までに時間がかかることもあります。

③ 配当金や売却益に税金がかかる

持株会の株式は特定口座やNISA口座ではないため、配当金や売却益に20.315%の税金がかかります。
これは意外と見落としがちなポイントかもしれません。

◆ NISAとの比較。資産形成ならどちらがいい?

最近では「つみたてNISA」や「新NISA」など、非課税で投資ができる制度が充実してきました。

私は持株会と並行して、新NISA(成長投資枠)も活用しています。
その中で実感するのは、資産形成という観点では、やはりNISAの方が有利だということ。

NISA口座では、売却益も配当金も非課税です。
同じ投資で得た利益でも、持株会では税金が引かれ、NISAでは引かれない。これは大きな違いです。

◆ 私の結論:持株会は「ほどほど」に使うのが正解

私は今でも持株会を続けています。ですが、「全力で突っ込む」ようなことはしていません。

株価が上がってプラスになったタイミングで少しずつ売って、利益を確定させつつ、また買い戻す。
そんな風に**“回転させながら、リスクを分散”**するように意識しています。

そして、浮いたお金や利益分は、なるべくNISA口座に移して、そこでインデックス投資信託などに回すようにしています。
やはり将来を考えるなら、「分散」「非課税」「長期投資」の3つが揃ったNISAの活用が王道だと感じるからです。

◆ まとめ:持株会は賢く使えば「お得な制度」

会社の持株会は、奨励金がある場合にはとてもお得な制度です。
しかし、それに頼りすぎるのは危険。自社の株1本に偏るのではなく、「NISAと併用して、バランスよく」使うことが大切です。

持株会の魅力を活かしつつ、NISAを軸にした資産形成も忘れずに。
制度は上手に活用すれば、将来の安心につながります。

自分のスタイルやリスク許容度に合った運用を心がけながら、会社の制度を「使い倒して」いきましょう!