投資と節約で頑張るアラフォーパパ

40代平凡サラリーマンの奮闘

ラーメン千円超え問題、そしてオフィス街のランチ難民 ~私の胃袋と財布の攻防戦~

最近、世の中の物価上昇のスピードたるや、まるでジェットコースター。

気がつけば、スーパーの卵は高級食材と化し、牛乳は牛乳という名の白い宝石。


www.youtube.com

そんな中、私の心の中で、いまだに分厚い壁としてそびえ立っているものがあります。

そう、ラーメンの千円の壁です。


ラーメンですよ、ラーメン。
あの、学生時代、部活帰りに汗だくでかきこんだ一杯。

バイト代が入った時に、ちょっと贅沢してチャーシューを増し増しにした、あのラーメンです。私の脳内データバンクには、ラーメンの値段が「800円前後」でがっちり固定されてしまっているんです。
それが今やどうでしょう? 気がつけば、ごく普通の醤油ラーメンが1,000円を軽々と超え、ちょっとトッピングをすれば1,200円、1,300円は当たり前。高級店に行けば、もはやランチというよりディナー価格。

もちろん、わかっています。
小麦の価格が高騰していることも、豚肉の価格が上がっていることも、光熱費だって上がっていることも。お店の皆さんも、ギリギリのところで頑張っていらっしゃることは、重々承知しているつもりです。
でも、頭では理解できても、心が追いつかないんです。

「え、このネギ、そんなにセレブな育ちだったの?」とか、「この海苔、高級スーパーから仕入れてるの?」とか、心の中でつぶやいてしまう自分がいます。

もちろん、そんなわけはありません。美味しいラーメンに罪はないんです。
罪があるとしたら、私の古い値段感覚、それだけなんです。

ラーメン屋さんに入ってメニューを開いた瞬間、私の脳内では激しい攻防が繰り広げられます。

「よし、今日は奮発して特製ラーメンだ!」と意気込む私(理性)と、「いや待て、その特製ラーメン、下手したらランチの定食より高いぞ…? 明日のお昼はもやし生活か?」と囁く私(貧乏性)が、殴り合いのケンカを始めるんです。
結果、大抵はシンプルなラーメンに落ち着き、心の中で「今日のところは引き分けだ…」と自分を納得させる日々です。

千円超えラーメン、見限ってまさかの「浮気」?

チャーシュー増し増しのイメージ

この「千円超えのラーメン」問題、実は私のランチ事情に深〜い影響を与えているんです。ラーメンが1,000円を超えると、「あれ?これなら別の選択肢があるのでは…?」って考えちゃうんですよね。

私もまったく同じ経験があります。ラーメン屋さんに入ってメニューを見て、「特製ラーメン1,200円」とか見ると、途端に頭の中で別の計算が始まるんです。

「1,200円あったら、向かいの定食屋でとんかつ定食が食べられるな…」とか、「この値段なら、ちょっとおしゃれなカフェでランチセットもいけるんじゃないか…?」って。そうすると、それまでラーメンを食べる気満々だったのに、急に別のジャンルの食べ物が魅力的に見えてくるんです。これはもう、ラーメンへの「浮気」と言っても過言ではありません。

なぜ、ラーメンから心が離れてしまうのか?

  • 価格の参照点が高い?: 私たちの頭の中には、それぞれの食べ物に対する「適正価格」みたいなものがインプットされていて、ラーメンのそれは比較的安価な部類に属しているのかもしれません。その基準を大きく超えると、脳が「これはちょっと高すぎるぞ」とアラートを出す、みたいな。
  • 「満腹度コスパ」の比較: ラーメンは美味しいけれど、例えば定食や丼物と比較すると、おかずの種類やご飯の量で「満腹度」に差が出ることもありますよね。同じ値段なら、より多くの種類が食べられる方を選びたくなる心理もあるかと。
  • 「ご褒美感」のハードル: 以前はラーメン自体がちょっとしたご褒美だったかもしれませんが、値段が上がると、その「ご褒美感」のハードルも上がっちゃうんですよね。1,000円出すなら、もっと「特別なもの」を食べたい、という気持ちになるのかもしれません。

結局、私の場合は、その店のラーメンがよっぽど「この値段でも後悔しない!」と思えるほど魅力的でない限り、別の選択肢を探しに店を出てしまうことも少なくありません。これは、長年連れ添ったラーメンへの裏切り行為かもしれませんが、これもまた、現代社会を生き抜くための知恵なのかもしれません。

ランチ難民、観光地価格の会社ビルに立つ

そして、私のランチをさらにサバイバル化させているのが、会社の立地です。私の会社がよりによって、国内外から観光客が押し寄せる人気エリアに鎮座しているんです。おかげで、一歩外に出れば、きらびやかなお土産物屋さんや、SNS映えしそうなカフェがずらり。それはもう、見るだけで楽しい。

しかし、そこに潜む落とし穴が「観光地価格」という名の魔物です。

ちょっとお洒落なカフェでランチでも、と思えば、サラダとパンと飲み物で軽~く1,500円オーバー。

観光客の皆さんが「わー、素敵!」と写真を撮っている横で、「これ、うちの近くの定食屋なら、特上ロースカツ定食に小鉢までついてくる値段じゃん…」と、電卓片手に現実逃避している自分がいます。これはもう「ランチ難民」ならぬ「ランチ観光客」ですね。

最初のうちは、せっかくだからと観光地価格のランチに挑戦してみるんですが、数回で悟るわけです。「この値段で毎日を乗り切るのは無理ゲーだ」と。

都会のオアシス「チェーン店」への逃避行

となると、私たち「ランチ難民」が頼りにするのは、やはりチェーン店なんですよね。

牛丼チェーン、ファストフード、うどんチェーン…。

これらのお店は、まさに都会のオアシス。全国どこへ行っても変わらない安定の味と、何より安心の価格。お店に入ると、私たちと同じように、どこか疲れた表情で黙々とスマホをいじっているビジネスパーソンばかり。

皆、同じ戦場を生き抜く戦友に見えてきます。

観光地価格のランチって、もちろん美味しいんですけど、何というか、「日常」じゃないんですよね。

本来、ランチは午後の仕事のエネルギーをチャージする「給油」のようなものなのに、観光地価格だと「特別イベント」になってしまう。毎日が特別イベントじゃ、財布も心も持ちません。

だから、観光客の皆さんが楽しそうにランチしているのを横目に、私は今日も足早にチェーン店へと向かうわけです。
そこで、ワンコインちょっとで済ませられるランチを胃に収めながら、心の中で「いつか、この地で、何の躊躇もなく観光地価格のランチを毎日食べられるような人間になってやる!」と、壮大な野望を抱くのです。

…いや、やっぱり無理かな。
その前に、会社からランチの補助が出ないかな~。

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

≪PR≫

在宅ワーク時の強い味方!楽天で買えるお手軽グルメ!!

在宅ワーカーの定番になりつつあるのが、冷凍食品です。
ストックしておくと便利ですよ。

  • おすすめポイント:
    • 何種類かストックしておけば、飽きずに楽しめる。
    • 洗い物が少ないので、食後の負担が少ない。
  • こんな時に:
    • 「今日はもう何も作りたくない…」という日。
    • 短時間でサッと食事を済ませたい時。