【初心者向け】外貨預金よりお得?メキシコペソFXの魅力とリスクをやさしく解説
こんにちは。今回は、「FXは危ない」というイメージを持っている方にこそ読んでほしい、低レバレッジで行うメキシコペソFXの魅力と、外貨預金との違いについてお話しします。
私は普段からFXをしていますが、基本的にはレバレッジは1倍台で運用しています。
いわば「外貨預金のような感覚」でメキシコペソを保有して、スワップ(金利差収入)をコツコツ積み上げています。
FX=危険というイメージが先行しがちですが、やり方とリスク管理次第では、外貨預金よりもコストが安く、金利収入が大きいというメリットもあります。
それでは、外貨預金とFXの違いをわかりやすく比較しながら、特に注目している「メキシコペソ」の通貨の魅力、そして注意点も正直にお伝えします。
外貨預金とFXの違いを比較
まずは、メジャーなドル/円の外貨預金とFXの違いを一覧表にしてみましょう。
このように、実は外貨預金よりもFXのほうがコスト面でも税制面でも有利なことが多いんです。とくに手数料(スプレッド)は大きな違いです。
レバレッジ1倍運用なら「外貨預金」とほぼ同じ感覚でOK
「FX=危険」と言われるのは、ハイレバレッジでギャンブル的な取引をする人が多いためです。しかし、レバレッジを1倍にすれば、価格変動のリスクは外貨預金と同レベルに抑えられます。
たとえば、1メキシコペソ=8円のときに1万通貨(約8万円相当)を1倍で買えば、それ以上の損失は出ません(証拠金も8万円必要)。この状態でスワップポイントが毎日貯まるので、銀行に預けておくよりもよほど利回りが良いのです。
メキシコペソの魅力とは?スワップ派におすすめの理由
では、なぜメキシコペソなのか?
新興国通貨の中でも、メキシコペソは以下のような特徴があります。
1. 金利が高い(政策金利8.5%)
2025年6月現在、メキシコの政策金利は8.5%。一時期の11.25%からは下がりましたが、それでも世界トップクラスの高金利です。これにより、FXでは1万通貨あたり1日10円以上のスワップポイントを受け取れることもあります(会社によって異なります)。
たとえば、10万通貨を1年間保有したら、17円 × 365日 × 10万通貨 ÷ 1万=約62,050円のスワップが見込めます(変動あり)。
2. 格付けが高い=「まともな新興国通貨」
メキシコはムーディーズ、S&Pなどの大手格付け機関から「投資適格」の評価を受けています。これは南アフリカやトルコが「ジャンク債」と評価されることがある中で、安定した経済運営が評価されている証拠です。
2025年5月現在、メキシコの主な信用格付けは以下のようになっています。
- S&P Global Ratings (S&P): BBB+ (安定的)
- Moody's Investors Service (ムーディーズ): Baa2 (安定的)
- Fitch Ratings (フィッチ): BBB (安定的)
- 格付投資情報センター (R&I): BBB+ (安定的)
- 日本格付研究所 (JCR): A- (安定的)
これらの格付けは、いずれも「投資適格級」(BBB-以上、またはBaa3以上)に分類されます。「ジャンク債」と呼ばれる投機的等級(BB+以下、またはBa1以下)よりも2段階以上上の格付けを維持しており、新興国通貨の中では比較的信用力が高いと評価されています。
3. アメリカとの強い経済連携
メキシコはアメリカと隣接し、USMCA(旧NAFTA)により自由貿易が促進されています。工場や物流の拠点として、アメリカ企業が積極的に進出しており、経済の基盤はしっかりしています。
メキシコペソのリスク・不安定な要素も理解しよう
もちろん、良いことばかりではありません。メキシコペソにも不安定要素は存在します。
1. アメリカ経済への依存
貿易の8割以上がアメリカ向けであるため、アメリカの景気悪化・金利変動に大きく影響されます。たとえば、FRBが利下げに転じると、ペソの魅力が薄れて下落する可能性があります。
2. 原油価格の変動
メキシコは石油輸出国です。原油価格が下がると、ペソも売られる傾向があります。2020年のように、原油価格が急落したときはペソも大きく下落しました。
3. 政治的リスク
2024年の大統領選挙以降、新しい政権の経済政策が不透明な部分もあります。特に、国営企業重視の傾向が強まりすぎると、外資が引く懸念があります。
4. 流動性の低さ・急変動
ドル円などに比べると、メキシコペソ円は取引量が少なく、日本の祝日や深夜帯はスプレッドが広がったり、急な値動きが起こりやすいです。長期保有を前提としても、証拠金に余裕を持って管理することが重要です。
それでも低レバレッジFXを選ぶ理由
こうしたリスクをふまえても、私はレバレッジを1倍に抑えて長期保有することで、外貨預金よりも効率的に資産運用ができていると感じています。
銀行の外貨預金では、為替手数料が大きく金利も低いため、「為替が上がらなければ損」という状態になることが多いです。一方でFXなら、スプレッドは非常に小さく、スワップポイントが日々積み上がるため、横ばいでも利益が出る構造になります。
また、外貨預金は預金保険制度の対象外であり、銀行が破綻しても円預金のように保護されるわけではありません。一方、FX会社は信託保全義務があり、万が一会社が倒産しても預けた証拠金は信託先から返還される仕組みになっています。この点でも、安全性に大きな差はありません。
補足:FX初心者には米ドルなどのメジャー通貨から始めるのがおすすめ
ここまでメキシコペソFXの魅力をお伝えしてきましたが、FXが初めてで不安があるという方は、まずはアメリカドル(USD)などのメジャー通貨から始めることを強くおすすめします。
メジャー通貨は取引量が圧倒的に多く、スプレッドも非常に狭い傾向があります。また、経済指標やニュースも豊富で情報収集がしやすく、値動きも新興国通貨に比べて比較的安定しているため、FXの仕組みやリスク管理に慣れるには最適です。
メキシコペソは高金利で魅力的ですが、新興国通貨ならではの流動性リスクや突発的な値動きのリスクもゼロではありません。まずは米ドルなどで少額から取引を始め、FXの基本をしっかりと身につけてから、メキシコペソのような高金利通貨にステップアップするのも賢い選択肢と言えるでしょう。
初心者がメキシコペソFXを始める際のポイント
- レバレッジは必ず1倍以下(または最大でも1.5倍)にしましょう。無理なレバレッジは絶対に避けてください。
- まずは1,000通貨単位でスタートし、少しずつ慣れていきましょう。いきなり大きな金額を投入しないことが大切です。
- スワップが高いFX会社を選ぶのがおすすめです(例:LIGHT FX、みんなのFXなど)。各社のスワップポイントは定期的に比較して、より有利な会社を選びましょう。
- 急落時に備えて、資金には常に余裕を持たせるようにしましょう。ロスカットにならないよう、十分な証拠金維持率を保つことが重要です。
- 為替アプリで毎日レートを確認する習慣をつけ、市場の動きを把握しましょう。
まとめ|「FX=危ない」ではなく「使い方次第」
いかがでしたか?
FXと聞くとギャンブル的な印象を持たれがちですが、レバレッジを抑えて長期で運用すれば、むしろ外貨預金よりもコストを抑え、効率的に資産形成ができる手段となり得ます。
もちろん通貨にはリスクがあり、メキシコペソにも不安定な側面はありますが、それを理解しつつ無理のない範囲で少額から始めることができるのも、FXの良いところです。
特にこれから外貨で資産を持ちたい、銀行の外貨預金の金利や手数料に満足できないという方は、ぜひ一度、低レバレッジのメキシコペソFX=外貨預金の上位互換として検討してみてはいかがでしょうか。
≪PR≫あなたに合うFX会社は?おすすめ2社を徹底比較
メキシコペソFXでスワップポイントを狙うなら、どのFX会社を選ぶかが非常に重要です。ここでは、私が実際に使用している「LIGHT FX」と、多くの方に選ばれている「DMM FX」を比較し、それぞれの特徴から「どんな人に合うのか」を解説します。
どちらの会社も、メキシコペソ/円のスプレッドは業界最狭水準で、高水準のスワップポイントを提供している優良業者であることは間違いありません。しかし、いくつかの違いから、あなたの投資スタイルやFX経験によってどちらがより最適かが見えてきます。
LIGHT FXはこんな人におすすめ!
私がメインで使っているLIGHT FXは、特にスワップポイントを重視し、高金利通貨を長期保有したい初心者の方に強くおすすめできます。
- 業界トップクラスのスワップポイント: LIGHT FXは、メキシコペソ/円(MXN/JPY)の買いスワップポイントが非常に高いことで知られています。過去14日平均で1万通貨あたり17円台(2025年5月時点)と公表されており、長期でスワップ収入を積み上げたい方には大きな魅力です。
- より狭いスプレッド: メキシコペソ/円の原則固定スプレッドは0.18銭と、DMM FXの0.2銭よりもわずかに狭く、取引コストを少しでも抑えたい方に有利です。
- 1,000通貨からの少額取引が可能: これはFX初心者にとって非常に重要なポイントです。メキシコペソ/円は1,000通貨から取引できるため、いきなり大きな資金を投入するのではなく、少額からリスクを抑えてFXに慣れていきたいという方に最適です。(※一部の高金利通貨ペアでは10,000通貨単位の場合もありますので、口座開設時に最新の取引単位をご確認ください。)
- シンプルな取引ツール: 公式サイトでも「初心者にも使いやすい」と謳われている通り、直感的に操作できるシンプルな取引画面とスマホアプリは、FXの仕組みに慣れるのに役立つでしょう。
【LIGHT FXがおすすめな人】
- FXが初めてで、少額からリスクを抑えて始めたい人
- スワップポイントによる長期的な金利収入を最優先したい人
- シンプルな操作性で、迷わず取引したい人
- 特にメキシコペソや南アフリカランドなどの高金利通貨をメインに取引したい人
DMM FXはこんな人におすすめ!
一方、テレビCMなどでもおなじみのDMM FXは、ある程度のまとまった資金で効率よく取引したい方や、バランスの取れたサービスを求める方におすすめです。
- 業界最狭水準のスプレッド: メキシコペソ/円のスプレッドは原則固定0.2銭と、非常に狭く設定されており、取引コストを抑えられます。
- 高水準のスワップポイント: メキシコペソ/円の買いスワップも高水準で、過去14日平均で10万通貨あたり171円(2025年5月時点)と公表されており、長期保有にも適しています。
- 充実した取引ツールとスマホアプリ: 直感的に操作できるツールとアプリは、初心者にも使いやすいと評判です。機能性と操作性のバランスが取れています。
- 各種手数料が無料: 口座開設手数料、取引手数料、クイック入金手数料などが無料で、余計なコストがかかりません。
- LINEサポート: LINEでの問い合わせにも対応しており、気軽に質問できるサポート体制が充実しています。
- 最小取引単位が10,000通貨: メキシコペソ/円の最小取引単位は10,000通貨となります。そのため、ある程度の資金(レバレッジ1倍運用なら約9万円〜10万円程度)を用意できる方がスムーズに始められます。
【DMM FXがおすすめな人】
- ある程度のまとまった資金でFXを始めたい人
- 取引ツールの機能性も重視しつつ、使いやすさも求める人
- LINEなど、身近なツールでサポートを受けたい人
- 信頼性や知名度を重視してFX会社を選びたい人
まとめ
どちらのFX会社も、メキシコペソFXにおいて非常に優れた条件を提供しています。
- 少額からコツコツ始めたい、スワップを最優先したい初心者の方ならLIGHT FX。
- ある程度の資金を用意でき、機能性とバランスを重視したい方ならDMM FX。
このように、ご自身の状況や重視するポイントによって最適なFX会社は変わってきます。ぜひ、それぞれの特徴を比較検討し、あなたにぴったりのFX会社を選んで、低リスクでのメキシコペソFXを始めてみてください。