梅雨空の合間、晴れ間をねらって
今年も埼玉・幸手市の「権現堂公園あじさい祭り」へ行ってきました。
春の桜並木で有名なこの場所。
実は、6月になると約100種、10,000株ものあじさいが見ごろを迎える、隠れた“紫陽花の名所”でもあります。
緑の中に浮かぶ、色とりどりのあじさい
権現堂堤に一歩足を踏み入れると、そこはまるで別世界。
薄紫、ピンク、青、白、そして淡いグリーンまで…
歩いているだけで心がほどけていくような、やさしい色彩が広がっていました。
中でも印象的だったのは、奥の方に咲いていた「アナベル」エリア。
まるで雪が積もったように真っ白で、少し風が吹くたび、ふわふわ揺れるその姿にしばし足が止まりました。
カメラを持って、ゆるりと散策
カメラ片手に歩いている人も多く、特に人気なのは桜並木とあじさいの共演が見られるスポット。
木陰でベンチに座りながら写真を撮るご年配の方、あじさいの前でポーズを決める親子連れ、カップル、ペット連れの方まで、それぞれの楽しみ方があって、なんだか心が和みます。
私もスマホでパシャパシャ。
あじさいは光の加減や見る角度で表情が変わるので、つい何枚も撮ってしまいます。



地元の味をちょこっと楽しむ
祭り期間中は、入り口近くに地元の野菜やお土産を売っている「さくらファーム」も出店。
今回は焼き団子と、地元野菜の直売を少しだけお買い物。
ひと休み用のテーブルで、冷たい麦茶を飲みながら食べた団子の美味しさ…これもまた、醍醐味ですね。
心と季節を整える、そんなひととき
忙しない毎日のなかで、こうした自然の美しさに触れる時間は、まるで心のメンテナンスのよう。
都会の喧騒から少し離れて、あじさいのやさしい色に囲まれながら、ただゆっくり歩く。
それだけで、何か大切なものを思い出せたような気がしました。
アクセス・駐車場情報も少しだけ
権現堂公園は、東武日光線「幸手駅」から徒歩で約30分ほど。
駅からはレンタサイクルも利用できます(1回400円ほど)。自転車で風を感じながらの移動も気持ちよさそう。
また、無料の駐車場も完備されていて、車でもアクセスしやすいのがうれしいポイントです。
(あじさい祭り期間中は混み合うので、早めの時間帯がおすすめです)
最後に:季節の中で、自分を取り戻す場所
「映えスポット」や「観光名所」というよりも、
自分のペースで歩けて、静かに季節を感じられる場所。
それが、私にとっての権現堂公園の魅力です。
もし、初夏に少し時間ができたら。
あじさいの色に癒されに、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
きっと、気持ちがすーっと軽くなるような、そんな時間が待っていますよ。
あじさい祭りを楽しむためのワンポイント
・園内は日陰もありますが、晴れた日は暑さ対策が必須!
・帽子や日傘、水筒を持っていくと安心です。
・足元は歩きやすいスニーカーがおすすめ。
・カメラやスマホの充電も忘れずに♪