FXよりインデックス投資の方がいいのかな？〜コツコツ派の私が感じた「楽ちん投資」とは

私はここ数年、FXでメキシコペソを中心に取引をしてきました。

短期のチャートはほとんど見ず、日足などの長期的な動きを見ながら、いわゆる“手動トラリピ”的に、コツコツとポジションを積み上げ、値が戻ってきたところで利確を繰り返すやり方です。

高金利通貨のスワップポイントが魅力で、スローペースでも利益を重ねることができる。そんな楽しみを見出していたのですが、最近ちょっと様子が変わってきました。

メキシコペソが、なかなか下がってこないのです。

ポジションを持ちたくても、買い場が来ない。

過去に持っていたポジションはほとんど利確してしまい、今はポジションがかなり軽くなっています。次のエントリーポイントを待ちながら、「このまま高値が続いたら、何もできないな…」と感じる日々。

そんなとき、ふと思ったのです。

「インデックス投資なら、待たなくても毎月買えるよな」

つみたてNISA時代から、NISA口座を使ってインデックス投資を続けています。現在は毎月36,000円ずつ、いわゆる"オルカン"（全世界株式）やS&P500をメインに積立投資しています。

この投資法は、値動きに関係なく定額を買い続けるドルコスト平均法。

相場が下がっても「安く多く買える」、上がっていれば「資産が増える」。どっちに転んでも、感情に左右されずコツコツ資産を築くスタイルです。

この"何もしなくてもいい"感覚に、正直、驚きました。チャートを見て判断する必要がない。売買タイミングを考えなくてもいい。

FXをずっとやっていた私にとって、それはある種の“自由”です。

そしてもう一つ、最近インデックス投資に気持ちが傾いている大きな理由があります。

それは「確定申告」です。

私はFXの利益に加えて、楽天ROOMや楽天アフィリエイトでもコツコツ収益を得ています。年間の副業収入が20万円を超えるかを気にしなければなりません。

サラリーマンである以上、副収入が20万円を超えると確定申告が必要になります。しかも、FXの利益には20.315％の税金がかかる。

例えば、年利8％で回していたとしても、税金を引かれたら実質6％台のリターンにまで目減りしてしまうのです。

さらには、利益確定のタイミングを見計らって、所得を調整する必要も出てきます。

「これって、もう趣味の域を超えてるかも…」

一方で、NISA口座で運用するインデックス投資は、利益がすべて非課税。

まるっと税金がかかりません。つまり、年利8％ならそのまま8％が自分のものになるのです。

これは地味に…いや、かなり大きい！

しかも、積立設定をしておけば、毎月自動で購入してくれるので、ポジション管理や利確タイミングを考える必要もなし。

「チャートを見ずに資産が増える…これはもはや、優勝じゃないか？」