
「なんで毎月お金が足りないんだろう…?」
もしあなたが今、そう感じているなら、決して一人ではありません。
結婚、出産、住宅ローン、教育費…人生の節目を迎え、気づけば家計はいつも赤字。共働きなのに、月末になるとヒヤヒヤする。家計簿をつけようと思っても、三日坊主で終わってしまう。
そんな毎日に「もう無理…」と諦めかけていませんか?
大丈夫です!
私もかつては、あなたと同じように毎月赤字に悩まされていました。
特別な才能や収入アップは必要ありません。
必要なのは、ちょっとした「気づき」と「行動」だけ。
このブログでは、私が赤字家計から脱出するために実践し、効果を実感した具体的な方法を、初心者の方にも分かりやすくお伝えします。
今日から一緒に、お金の不安から解放されるための第一歩を踏み出しましょう!
「貯金100万円」の壁、実は一番つらいのは「そこまで」
最近、SNSなどで「貯金が100万円しかありません」という投稿を見かけると、「え、すごいじゃん!」と心の中で叫んでしまいます。
なぜなら、貯金が100万円貯まるまでが、実は一番大変で、一番つらい時期だからです。
私もそうでした。最初の数万円、数十万円を貯めるのは本当に根気がいります。
でも、そこを乗り越えると、景色がガラッと変わります。
なぜなら、100万円貯まる過程で、お金に対する「感覚」が研ぎ澄まされ、「貯まる習慣」が身につくからです。この習慣こそが、あなたの未来を変える最大の武器になります。
では、具体的にどうすれば赤字体質から抜け出せるのでしょうか?
あなたの「お金の痛み」をチェック!支払い方法が家計を左右する?

あなたは普段、どんな方法でお買い物をしていますか?
「そんなの、どれも同じじゃない?」と思うかもしれませんが、実は支払い方法によって「お金の痛み」の感じ方が全く違うんです。そして、この「お金の痛み」を意識することが、赤字家計脱却の第一歩になります。
1. 現金払い:一番リアルに「お金が減る」感覚がある
お財布からお札を出すとき、少し手が止まりませんか?
レジで小銭を受け取るとき、「ああ、今〇〇円減ったな…」と実感する。これが「お金の痛み」です。現金は、使った分だけ手元から物理的に減っていくので、一番お金を使っているという意識が働きやすい支払い方法です。
2. クレジットカード:未来の自分にツケを回しがち
「今日の支払いは楽だけど、来月が怖い…」
クレジットカードは、現金がなくてもスマートに支払える便利なツールです。
ポイント還元などのメリットもあります。しかし、使った瞬間に「お金が減った」という感覚が薄いため、ついつい使いすぎてしまいがち。月末に明細を見て「こんなに使ったっけ!?」と青ざめる経験、ありませんか? さらに「リボ払い」にしてしまうと、高い金利を支払い続ける「沼」にハマる可能性があるので要注意です。
3. コード決済(PayPay、楽天ペイなど):もはや「無痛」!?
スマホを「ピッ」とレジにかざすだけで支払い完了。
手軽でスピーディー、ポイント還元もあるので「お得!」と感じやすいですよね。
しかし、便利さの裏側で「お金を使っている」という意識が極めて薄くなる傾向があります。塵も積もれば山となる、とはよく言ったもので、少額の支払いが積み重なって、気づけば月に数万円使っていた…なんてことも珍しくありません。
いかがでしたか? あなたはどの支払い方法で、どんな「お金の痛み」を感じていましたか?
私が赤字家計から抜け出せたのは、この「お金の痛み」を意識し、支払い方法を使い分けるようになってからです。具体的には、「クレジットカードは固定費とネット通販だけ」と決めることで、無駄遣いが劇的に減りました。
赤字体質を脱却する!私が本当にやってよかった3つのこと
ここからは、私が実際に実践して、赤字家計から脱却できた具体的な方法を3つご紹介します。どれも今日から始められる簡単なことばかりなので、ぜひ試してみてください。

1. 家計の「見える化」から逃げない!
「家計簿、つけなきゃいけないのは分かってるんだけど…」
そうですよね、私もそうでした。家計簿アプリを入れても、途中で挫折したり、そもそもアプリを開くのが怖くて、現実から目を背けていました。
でも、現実を見ない限り、家計は絶対に変わりません。
まずは勇気を出して、自分の家計がどうなっているのかを「見える化」することから始めましょう。
【具体的なステップ】
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家計簿アプリを活用する: 続けやすいものを選びましょう。手書きのノートでもOKです。
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支出をすべて記録する: 食費、日用品、交際費、交通費、娯楽費…どんなに小さな支出でも構いません。最初はざっくりでOKなので、まずは記録する習慣をつけましょう。
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数ヶ月続けてみる: 1ヶ月だけでは傾向が見えにくいことがあります。2〜3ヶ月続けて記録すると、「あれ?毎月〇〇に結構お金使ってるな…」「この費用はもっと抑えられそう」といった気づきが得られるはずです。
私も、数ヶ月家計簿をつけてみて、「なんとなく」コンビニに寄って買っていたおやつや飲み物、セールだからと買いすぎていたストック品が、積もり積もって大きな出費になっていることに気づきました。
「見える化」は、自分の家計の「健康診断」のようなものです。どこに問題があるのかが分かれば、改善策を考えられるようになります。
2. 支払い方法を分けて、予算管理を徹底する!
家計の「見える化」ができたら、次に行うのは「支払い方法のルール化」と「予算管理」です。これにより、お金の流れをコントロールしやすくなります。
私が実践して効果があったのは、以下の支払いルールです。
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現金:食費・日用品などの日々変動する支出
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ポイント: 毎月の予算を決め、その金額を月初に現金で引き出します。お財布に入れるのは、その月の予算分だけ。予算内でやりくりする意識が高まります。
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クレジットカード:固定費(光熱費、通信費、保険料など)、楽天市場などのネット通販
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ポイント: 固定費は毎月金額が決まっているので管理がしやすく、ポイント還元も期待できます。ネット通販も、衝動買いを防ぐため、計画的に利用するように意識します。
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コード決済(PayPay、楽天ペイなど):ドラッグストアやコンビニでの少額決済
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ポイント: 手軽に使える反面、使いすぎ注意! 〇〇円まで、と上限を決めて使うのがおすすめです。利用履歴はこまめにチェックし、使いすぎていないか確認しましょう。
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このように「支払いルール」を決めておけば、「何でこんなに減ってるの?」と月末に悩むことが格段に減ります。
【予算管理のポイント】
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費目をざっくりと分ける: 食費、日用品費、娯楽費、交際費など、自分にとって管理しやすいように費目を分けましょう。細かく分けすぎると、続けるのが大変になります。
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それぞれの費目に予算を設定する: 「食費は月〇円まで」「娯楽費は月〇円まで」というように、予算を設定します。最初は見込みで構いません。
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予算内でやりくりする意識を持つ: 設定した予算内で収まるように、日々の支出を意識するようになります。
3. ポイ活、副収入で「増やす快感」を知る!
「節約するだけじゃ、なんだか心が疲れる…」
そう感じる方もいるかもしれません。そこでぜひ試してほしいのが、「お金が増える快感」を知ることです。
これは、節約だけでは得られない、ポジティブなモチベーションになります。
私が実践したのは、以下のことです。
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楽天ROOM: 楽天市場で買った商品やおすすめ品を紹介するだけで、紹介料がもらえるサービスです。月に数百円でも報酬が入ると、「やった!」という達成感があり、もっと頑張ろうと思えました。
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ブログやアンケートモニター: 小さな副収入でも、自分で稼いだお金は格別に嬉しいものです。
数百円でも、数千円でも、自分でお金を生み出す経験は、無駄遣いを減らし、貯蓄への意欲を高める大きなきっかけになります。
絶対やってはいけない!高金利の支払いを後回しにする愚行
赤字体質から完全に脱却し、貯蓄体質になるためには、「高金利の支払いを後回しにする」という悪癖を断ち切ることが不可欠です。
クレジットカードのリボ払いや消費者金融からの借入などは、年率15%〜18%といった非常に高い金利がかかることがほとんどです。
たとえ少額の借り入れであっても、この高金利が毎日、毎月かかってくるため、返済が遅れれば遅れるほど、本来払う必要のない「利息」というお金が雪だるま式に増えていきます。
「払えるのに後回し」は、文字通り「お金を捨てている」行為です。
せっかく稼いだ大切なお金が、何もしないうちに目減りしていくのは非常にもったいないこと。
【高金利の支払いを最優先で片付ける「鉄則」】
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現状を直視する: 自分がどれだけの借り入れがあり、それぞれにどれくらいの金利がかかっているのか、すべてリストアップして正確に把握しましょう。
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最も金利の高いものから最優先で完済を目指す: 貯金よりも先に、この高金利の返済を最優先事項にします。たとえ毎月数千円でも、着実に元金を減らしていくことが重要です。
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「お金の痛み」を逆手に取る: 高金利の利息として支払っている金額を具体的に計算し、「このお金があれば、〇〇が買えたのに」というように、「無駄に支払っている痛み」を強く意識し、それを支払いを早めるモチベーションに変えましょう。
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固定費見直しと臨時収入活用: 通信費やサブスクなど固定費を見直したり、ボーナスなどの臨時収入が入ったら、誘惑に負けず全額返済に充てるなど、返済に回せるお金を最大限捻出しましょう。
奨学金と貯金:家族の将来を見据えた賢い選択
我が家には大学生の息子がいます。正直、全額親が払う余裕はありませんでした。だから、奨学金は借りてもらっています。
「奨学金は借金だ」と言われることもありますが、親が無理して教育費を支払い、そのせいで家計が破綻したり、老後の資金がなくなってしまう方が、よほど大きな問題だと私は考えました。
家族みんなで将来を見据え、無理のない範囲で教育費を賄う。これもまた、健全な家計を築く上で大切な決断です。無理して家計が苦しくなるようなら、利用できる制度を賢く使うことも検討してみてください。
100万円は「貯まった」瞬間より「貯まる習慣」が大事
私が貯金100万円という目標を達成したとき、もちろん嬉しかったです。
でも、それ以上に嬉しかったのは、「お金を貯める習慣」が身についたことでした。
最初は5000円でも、10000円でも残せた月は、通帳の残高を何度も見返して喜びを感じていました。その小さな成功体験が、次の貯蓄へのモチベーションになったのです。
赤字体質を脱却するために、特別な収入は必要ありません。
必要なのは、
このシンプルなステップを実践するだけです。
最後に:あなたはもう、「その先」を見ている人

もし今、「貯金が全然ない…」「毎月赤字で苦しい…」と悩んでいるなら、声を大にして伝えたいです。
「貯金100万円しかありません」と言える人は、すでに「その先」を見ている人です。
今、ゼロの人。むしろマイナスの人。
赤字家計から脱出するときこそ、一番エネルギーが必要なときかもしれません。でも、そこを乗り越えれば、あなたの見える景色は確実に変わります。
私自身、エクセルで1年単位、そして3年先くらいまでの毎月の収支をざっくりとつけてみたことで、「このままでは将来、全然お金がたまらないな」と強く感じ、それが節約や投資をする習慣をつけさせてくれました。
まずは、あなたの家計の現実と向き合うことから始めてみませんか?