
ぐるっとパスを片手に、東京の美術館・博物館めぐりを続けています。
今回は第3回として、練馬区・上井草にある「ちひろ美術館・東京」を訪れました。

この美術館は、絵本画家・いわさきちひろさんの作品を中心に、平和と子どもをテーマにした展示がされています。
駅から歩いて向かう途中は、住宅街の中にありながらも静かで落ち着いた雰囲気。まるで、ちひろさんの絵本の中に入り込んだような優しい空気が漂っています。

「ヒロシマ トマト 司修 展」で涙が止まらなかった
ちょうど私が行ったときには、「ヒロシマトマト 司 修(つかさ おさむ)展」が開催中でした。(司 修展はすでに終了しています。)
展示の冒頭にあったパネルには、こう書かれていました。
「よしこちゃんが やけどで ねていて とまとが たべたいというので お母ちゃんが かい出しに いっている間に よしこちゃんは 死んでいた」
その文章を読んだ瞬間、胸が詰まり、涙がすぐにこぼれてしまいました。
最近、本当に涙腺が弱くなったな…と思いつつも、それだけ心を動かされる展示だったのです。
戦争とこども、平和と命。絵本やイラストという「やさしさ」に包まれた表現だからこそ、逆に深く突き刺さるものがありました。
いわさきちひろさんの「優しさ」と「強さ」
常設展では、いわさきちひろさんの絵本原画も多数展示されていました。
にじむような水彩のタッチ、柔らかな色づかい、どこか儚さを感じる子どもの表情。
絵だけで、こんなにも気持ちが伝わるものなんだなぁと改めて思いました。
ちひろさんのこんな言葉が紹介されていました。
「女性がいちばん輝いているのは、若いころではありません。
苦しんで、考えて、年齢を重ねたあとの姿こそ、美しいのだと思います。」
その言葉に、思わずハッとしました。
若さばかりが注目されがちな時代に、こういうふうに歳を重ねたい。
ちひろさん自身が、母であり、働く女性であり、画家としても道を切り開いてきた姿が、絵の奥にちゃんと息づいているんだと感じました。
ぐるっとパスで、気軽に心をゆたかに
ちひろ美術館・東京は、ぐるっとパス対象施設なので、通常大人1,200円するところが入場無料で観覧できました。
「ちょっと遠いかな?」と思っても、こうやってぐるっとパスがあると、気軽に足を運べますね。
日々の忙しさの中で、ふと心が動かされる時間。
それが「ぐるっとパス東京さんぽ」の醍醐味だなと思っています。
アクセス
電車の場合
西武新宿線上井草駅下車徒歩7分
JR中央線荻窪駅より西武バス石神井公園駅行き(荻14)「上井草駅入口」下車徒歩5分
西武池袋線石神井公園駅より西武バス荻窪駅行き(荻14)「上井草駅入口」下車徒歩5分
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