
ぐるっとパスを使って、東京の美術館や博物館をめぐるこのシリーズ。
第4回は、新宿区・初台にある「東京オペラシティアートギャラリー」へ行ってきました。

初台駅はアートと劇場の街
初台駅に降り立ったのは初めて。改札を出るとすぐに東京オペラシティがあって、とても便利な立地です。隣には新国立劇場もあり、まち全体に文化の香りが漂っていて、歩いているだけで気分が上がります。
同じ建物の4階には、「NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)」もあるのですが、あいにく展示替え期間中でお休み…。またの機会に再チャレンジしたいと思います。
難波田龍起展:静けさの中に広がる、抽象の世界
東京オペラシティアートギャラリーでは、ちょうど「難波田龍起展」が開催中でした。
戦後日本を代表する抽象画家のひとりである難波田龍起さん。初期の具象的な風景画から、晩年の「内なる風景」シリーズまで、時代ごとの作風の変化をたどることができました。
色づかいはとても静かで、作品を前に立つと、こちらの気持ちまで穏やかに、深くなっていくような感覚になります。
見終わった後もしばらく心に余韻が残るような、不思議な展示でした。
帰りは新宿でちょっと寄り道
初台から新宿までは京王新線でたった一駅。せっかくなので帰りは新宿に寄って、少し街をぶらぶらしてみました。
・紀伊國屋書店で本をパラパラ
・小田急百貨店の地下でおやつ探し
美術館のあとにこうして「にぎやかな街に戻る」のも、なんだかメリハリがあって好きです。
文化的な静けさと、都市のざわめき。どちらも東京の顔なんだなあと感じました。
▷ 東京オペラシティアートギャラリー 情報
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住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー3F
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ぐるっとパス対象施設(※展覧会により別途料金が必要な場合あり)
▷ ぐるっとパスの魅力、再発見!
ぐるっとパスがあると、普段はなかなか足を運ばない駅や施設にも気軽に立ち寄れるのが本当に魅力。
そして、そのついでに寄った街での発見も含めて、一日がぐっと豊かになる感じがします。