
株式投資をしている人なら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
「優待だけで生活できたら最高じゃない?」
私もその一人です。
ジュンク堂の商品券で本を買い、極楽湯の優待券でお風呂に入り、すかいらーくの優待で外食。
ほとんど現金を使わずに心が満たされる──そんな生活を夢見ています。
でも現実はそう甘くありません。
優待は改悪・廃止リスクもあるし、生活をすべてカバーできるほどの量を手に入れるのは大変。そこで登場するのが「配当金」です。配当は現金で入るので自由度が高く、優待との相性も抜群。今回は「毎月3万円の配当金」を目標に、どのくらいのタネ銭が必要で、どんなステップを踏めば夢に近づけるかを考えてみます。
まずは夢のシナリオから

想像してみてください。毎月3万円の配当金が口座にチャリンと入ってくる生活✨
年間36万円です。これだけあれば──
「今日は優待でラーメン。明日は配当で寿司。」
こんな生活ができたら、財布から現金を出す機会がグッと減り、心の満足度は爆上がりです。
必要な投資額はどのくらい?
夢を現実に落とし込むと、次の計算になります。
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年間36万円 ÷ 利回り3% = 約1,200万円
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年間36万円 ÷ 利回り4% = 約900万円
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年間36万円 ÷ 利回り5% = 約720万円
つまり「利回り4〜5%の銘柄」を組み合わせれば、700万〜900万円くらいの投資で毎月3万円の配当を得ることが可能。
決して簡単ではありませんが、現実味のある数字です。
ここで大事なのは、「優待品のために株を買う」のではなく、配当金+優待品で利回り4%くらいの価値がないと買えないという考え方です。
もし株価が半分になったとしても、10年あれば元が取れるくらいの長期視点が重要です。
例えば、丸善CHIホールディングス(3159)は100株で年間の配当金が400円、優待が500円。株価が330円だと利回りが低く、ちょっと物足りないのが現実です。
こういう銘柄は「優待が魅力的でも、総合利回りが低いと購入を躊躇する」という判断も必要です。
一方、極楽湯は配当が無配ですが、100株で優待券が4枚、2年以上保有すると2枚追加されます。お風呂好きなら魅力的ですが、配当金がないので投資判断は難しいところです。
行きたいときに配当金で現金を支払うという考え方もあります。また、土日は混雑するらしいですが、無配という状況から考えると、ビジネスとしての収益性や投資家への還元は課題があるのかもしれません。
優待と配当のバランス
優待と配当のバランスについても考えてみましょう。極楽湯のように無配で優待だけの銘柄は、楽しみとして魅力的ですが、投資の安定性は低めです。総合利回りで考えるなら、優待だけでなく配当もある銘柄を組み合わせることが安心です。
例えば:
そこの優待を獲るか、別の配当金をもらって外食に充てるかは、投資スタンスによって変えるといったところでしょうか。
ステップ別シミュレーション
いきなり900万円を投資できる人は少ないです。そこで段階的なステップを考えてみます。わたしもまだステップ1の段階です。
ステップ1:100万円でスタート
利回り4〜5%で年間4〜5万円の配当。月3,000〜4,000円分、ランチ代が浮く感覚を味わえます。
ステップ2:300万円に拡大
年間12〜15万円。月1万円分、外食や趣味代を配当でカバー。生活に“投資の恩恵”を感じ始める頃です。
ステップ3:600〜900万円で完成形
年間24〜36万円。目標の「月3万円」に到達。優待と合わせれば、現金をほとんど使わずに充実した暮らしが実現できます。
優待スパイラルに入る
配当と優待を活用すると、こんなスパイラルに入ります。
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優待を使って出費が減る
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浮いたお金を再投資
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配当と優待がさらに増える
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また出費が減り、再投資へ
まるでゲームのレベル上げのように、生活が少しずつ快適になり、資産も増えていく。これが「優待スパイラル」です。
おわりに
元将棋棋士の桐谷さんのような「優待フル生活」は別格ですが、私たちが目指せるのは“生活の半分くらいを優待と配当でまかなう暮らし”。
旅行に行きたい、映画を観たい、本も読みたい。そんな「余暇の楽しみ」を優待と配当で実現できれば、人生はぐっと豊かになります。
仕事だけで終わる人生なんてつまらない。でも現実は、生活のために働く自分がいる。だからこそ、投資を通じて“働く意味”を再定義したいと思います。
お金をただ貯めるのではなく、お金を楽しみに変える仕組みを作る。その積み重ねが「今を楽しみながら未来も安心」という暮らしにつながるはずです。
年をとって歩けなくなってしまったら、お金がいくらあっても楽しめない。だから、元気なうちに“楽しむための仕組み”を投資でつくっていきたい。
私の夢は、配当と優待で“心も財布も満たされる暮らし”をつくることです。まずは小さな一歩。ランチ代や本代を配当でまかなうことから始めてみます。
その積み重ねが、いつか「毎月3万円」という夢を叶えてくれると信じています。
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