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図書館でつい借りすぎた秋

気づけば、手に抱えていた本の山がずっしりと重くなっていました。
「今回は少しだけにしよう」と思っていたのに、図書館の棚の前に立つと、その決意はあっけなく崩れてしまいますね。

ちょっと、借りすぎたかも💦

📖 紙の匂いと静かな空気、並ぶ背表紙を眺めているだけで心が満たされていく――そんな感覚が、私は好きです。

今回借りてきたのは、こちらの7冊です。

  • 『店長がバカすぎて』『新・店長がバカすぎて』(早見和真

  • 『うたう』(小野寺史宜)

  • 『母親からの小包はなぜこんなにダサいのか』(原田ひ香)

 

改めて並べてみると、ジャンルも作風もバラバラですが、どれも今の自分に必要な言葉が見つかりそうな気がして、どうしても手放せませんでした。

📺 中でも、早見和真さんの作品は今ちょうどタイムリーです。


🏇TBSで放送中のドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』の原作者で、物語の裏側にある人間の苦しみや誇りを描く筆致に引き込まれています。


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ドラマを見て「この人の書く“現実”をもっと知りたい」と思い、『店長がバカすぎて』を手に取りました。

社会の中で働く人たちのリアルな心情が描かれていると聞いて、すぐに続編の『新・店長がバカすぎて』まで借りてしまったのは、もう衝動と言っていいかもしれません。

🍳 『キッチン』は、吉本ばななさんの代表作です。


名前も内容も知っていたのに、実はこれまで一度も読んだことがありませんでした。

「いつか読もう」と思い続けて、いつの間にか年月が過ぎていたのです。

死と再生をテーマにした物語だと知り、今の自分の心の状態に少し近い気がして、ようやくページをめくるタイミングが来たのかもしれません。

図書館の棚でこの黄色い背表紙を見た瞬間、自然に手が伸びました。

🌊 三浦しをんさんの『エレジーは流れない』は、装丁の美しさに惹かれました。


三浦さんの作品は、日常の中にふっと詩のような瞬間を差し込むのがとても上手だと思います。
タイトルの「流れないエレジー」という言葉の響きが、どこか心に引っかかりました。

🎵 小野寺史宜さんの『うたう』は、静かな優しさが魅力です。


誰かを励ますわけではないけれど、読んだあとに心が少し軽くなるような温度感が好きです。

💌 原田ひ香さんの『母親からの小包はなぜこんなにダサいのか』は、タイトルに思わず笑ってしまいました。

でもきっと、その“ダサさ”の中には、母の愛情や不器用な優しさが詰まっているのだろうと思います。

身近なテーマをユーモラスに描く原田さんらしい作品で、読むのが楽しみです。

🍽 群ようこさんの『たべる生活』も、そんな穏やかな読書時間を約束してくれそうな本です。

食をテーマにしたエッセイは、読んでいるだけで体がほっとします。

こうして並べてみると、今回借りた本たちは 「生きること」 にまつわる言葉が多いように思います。

食べること、働くこと、誰かと関わること、そして失ってもまた立ち上がること。
どの本も、そんな当たり前のようで難しいテーマを、それぞれの作家の言葉で描いています。

📅 返却期限までにすべて読みきれるかは正直あやしいですが、読みきれなくてもいいと思っています。
本を選ぶ時間も、ページをめくる前のワクワクも、すべてが「読書の一部」だからです。

図書館という場所は、そんな贅沢を無料で許してくれます。

この秋は、☕️コーヒーを片手に、借りてきた本の世界を少しずつ旅していきたいと思います。