投資と節約で頑張るアラフォーパパ

40代平凡サラリーマンの奮闘

「ついてない日のランチタイム」

フードコートが混んでいた。

お昼どき、人、人、人。

空席を探しても、どのテーブルにも荷物やトレーが置かれていて、みんな必死だ。

「先に席取っとくね」と言って、私はハンカチをそっと椅子の上に置いた。

これが“ここは使ってますよ”の合図。日本のフードコート界では、なかなかの常識のはず。

ところが。

戻ってみると、ハンカチは器用に横へずらされ、
そこには堂々と食事をしている人がいた。

「あっ、すみません」と言いながらも、席を替える様子は一切ない。

まるで「すみませんって言ったから、もういいですよね?」という自信に満ちている。

さらに驚いたのは、三人席の右側に座っていた女性。


「ここ、人いますよ!」のひと言もなし。


……いや、ちょっと待てよ。

人のハンカチ無視して、自分の居場所確保してる図太さ、見習うべきなのか、ただ迷惑なのか。

仕方なく、私は三人席の真ん中でランチをすることになった。

どんくさい男と注意しない女の真ん中で、ご飯を食べる。
お互い無言で箸を運ぶ。


フードコートのにぎやかさはどこへやら、私のランチタイムは妙に居心地が悪い。

ほんと、今日のランチは美味しく感じなかった。

 

それでも気を取り直して、帰りにコーヒーでも飲もうとレジへ。

最近お気に入りの「タッチ決済」でスマートに支払いを済ませた。
――はずだった。

「すみません、もう一度お願いします」と店員さん。


どうやら反応がうまくいかなかったらしい。
再びカードをかざす。
「1回目の分はキャンセルしておきますね」と言われたけれど、
クレジットカードの明細に反映されるまで本当に取り消されているか、わからない。

フードコートで席を取られ、横の人には無視され、レジで二重決済の不安を抱える。
なんだか今日は、ひとつひとつの小さな“ついてない”が連鎖している気がする。

でも、こんな日もあるよね。

こんな小さなことでイライラしても勿体ないし、
図太い人に席を取られても、カード決済が二重になっても、
「今日はネタができたな」と思えるだけで、少し救われる気がした。

運が悪い日を、笑い話に変えられる。

そうやって少しずつ、自分の中でツキを取り戻していけたらいい。