投資と節約で頑張るアラフォーパパ

40代平凡サラリーマンの奮闘

62億円が動いた日 ― WIN5キャリーオーバー

先週の日曜日、JRA日本中央競馬会WIN5の売上は62億6,771万円だった。

普段は6〜7億円規模なのに、
キャリーオーバーが発生すると一気に10倍になる。

この日のキャリーオーバーの額は539,905,240

数字の力はすごい。

この日の払戻金は、1票あたり1,559,760円。
的中票数は3,159票。

計算すると、配当に回った総額は約49億2,788万円

ということは。

62億円のうち、約13億3,000万円は最初から差し引かれている

割合で言えば、払い戻しは約78%。
控除率は約21%。

JRA馬連やワイドの水準とほぼ同じだ。

つまり、100円買えば理論上は78円前後が戻る世界。
最初から2割以上が消えている。

それでも、62億円が動く。

キャリーオーバーという魔法

「今はチャンス」
「今回はお得」

キャリーオーバーという言葉は強い。

期待値が一時的に改善するケースも理論上はある。
でも、多くの人が厳密な計算をしているわけではない。

人は数字の大きさに反応する。

62億円。

この桁を見るだけで、脳は少し興奮する。

冷静な計算より、
“もしかしたら”が勝つ。

私は買ったことがない

競馬が嫌いなわけではない。

もし買うなら、馬連やワイドが好きだ。
三連単のような爆発力より、確率のバランスが落ち着く。

でも、私はWIN5は買ったことがない。

理由は単純で、
控除率を知ってしまったから。

最初から20%以上差し引かれる世界で、
長期的に勝ち続けるのは簡単ではない。

同じお金を積立投資に回したほうが、
私は気持ちが穏やかでいられる。

62億円が教えてくれたこと

この日、約49億円が配当に回った。

そして、約13億円は最初から差し引かれている。

数字にすると、ちょっと冷める。

でも、62億円も集まるという事実は、やっぱりすごい。

 

控除率があることだって、どこかで知っているはずだ。

それでもお金を入れる。

なぜか。

たぶん、「夢」を買っているからだ。

当たるかもしれない、というあの一瞬の高揚感。
結果が出るまでの数分間のドキドキ。
日常とは違う時間。

あれは、たしかにエンタメだと思う。

否定はできない。

正直、ちょっとワクワクもする。

でも。

数字を並べてみると、やっぱり現実も見えてくる。

最初から2割以上は戻らない仕組み。

それでも人が集まる。

お金は理屈で動いているようで、
実はかなり感情で動いている。

これ、投資も同じだなと思う。

ブームのときはみんな強気になるし、
下がると一斉に不安になる。

合理的なはずの世界で、
いちばん非合理なのは人間かもしれない。

だから、自分のルールがいる。

「今だけ」に流されないこと。
控除率を知った上で判断すること。

62億円の熱狂の裏で、
13億円は静かに消えている。

それを知った上で参加するのか、
距離を取るのか。

お金との付き合い方って、
たぶんそこにその人の性格が出る。

私は、少し引いて見ているタイプだ。

馬券は20歳になってから ほどよく楽しむ大人の遊び