
最近、「若者が“投資しすぎて生活が苦しい”」という話を見かけた。
いわゆる「NISA貧乏」。
20代の平均投資額は、月3.4万円らしい。
この数字を見て、正直こう思った。
「え、そんなに投資してるの?」
自分が20代の頃なんて、
投資どころか「今月どうやって乗り切るか」で頭がいっぱいだった。
貯金をちゃんと意識し始めたのは、35歳を過ぎてから。
それを考えると、今の若い人たちは本当にすごいと思う。
将来のために、しっかりお金と向き合っている。
でも、その一方で
どこか他人事じゃない感覚もあった。
節約しすぎて、気づいたら一人になっていた
というのも、
自分も似たようなことをしてきたからだ。
「お金を貯めなきゃ」と思い始めてから、
生活はどんどん“節約モード”に入っていった。
・飲み会は断る
・外食はなるべく避ける
・遊びの誘いも「また今度」
一つひとつは小さな選択だけど、
それを積み重ねていくうちに変化が出てきた。
気づいたら、友達と会う機会がほとんどなくなっていた。
連絡も減り、誘われることも減り、
いつの間にか「数えるほどの友達」だけが残った。
もちろん、節約の効果はあった。
無駄遣いは減り、多少なりともお金は残るようになった。
でも、その代わりに失ったものもあった気がする。
人とのつながりや、
その場でしか味わえない時間。
あとから振り返ると、
あの時間は意外と大事だったんだと思う。
投資は正しい。でも「無理」は続かない
NISAはとても良い制度だと思う。
税金がかからずに資産形成できるなんて、ありがたい時代だ。
ただ、「毎月3万円以上」を無理して入れているなら、
少し立ち止まった方がいいかもしれない。
生活を削ってまで投資をする。
・友達との時間を減らす
・楽しみを我慢する
・常にお金のことを考える
こうなってしまうと、
心がどんどん疲れていく。
投資は本来、未来のためのもの。
でも、そのせいで今の生活が苦しくなっているなら、
少しバランスが崩れているサインかもしれない。
住宅ローンという現実もある
さらに現実的な話をすると、
今の住宅価格はかなり高い。
都内や近郊だと、
5000万〜6000万円の物件も珍しくない。
もしこれを35年ローンで組めば、
毎月の返済は長期間にわたって続く。
そこに加えて
・物価の上昇
・教育費
・老後資金
全部同時に考えないといけない。
そんな中で「毎月3万円以上を投資する」というのは、
決して簡単なことではないと思う。
続けられる形が、いちばん強い
資産形成で一番大事なのは、
「続けられること」だと思う。
無理して大きな金額を入れて、
途中で苦しくなってやめてしまうよりも、
・月5000円
・月1万円
でもいいから、
長く続ける方が結果的に強い。
そしてもう一つ大事にしたいのが、
「使うお金」。
・家族との時間
・友達との食事
・ちょっとしたお出かけ
こういう経験は、
あとからお金では買えない。
節約や投資ばかりに意識が向くと、
どうしてもここが削られてしまう。
でも、本当はここも同じくらい大切なはずだ。
まとめ:将来のために、今を削りすぎない
「NISA貧乏」という言葉を見て、
すごいなと思う気持ちと、少しの不安を感じた。
そして同時に、
過去の自分の姿も重なった。
お金は大事。
投資も大事。
でも、それ以上に大事なのは
「今の生活」と「人とのつながり」
だと思う。
将来のために頑張ることは素晴らしい。
ただ、その過程で今を犠牲にしすぎてしまうと、
あとで取り戻せないものもある。
だからこそ、無理のないペースでいい。
少し貯めて、少し使う。
そのバランスを大事にしていきたい。
それが結局、
いちばん長く続くお金との付き合い方なのかもしれない。