
もうすぐゴールデンウィーク。
気づけば桜はすっかり新緑に変わり、爽やかな風が吹く季節に🌿
決算を締めているこの時期は、毎年のことながら景色の移り変わりがやけに早く感じます。仕事に追われているうちに、季節だけが自分を追い越して先に進んでいくような感覚……。
最近は、土日も「疲れを癒すための時間」になっています🛌
2日間しっかり休まないと、なかなかリフレッシュできない。40代後半になって、体も心も正直になってきたなと感じる今日このごろです。
そんな慌ただしい日々の中で、図書館に立ち寄る時間は、自分にとって数少ない“整える時間”なのかもしれません🍃
今回手に取ったのは、以前から気になっていた『婚活マエストロ』(宮島未奈 著)。

『成瀬は天下を取りにいく』で話題の著者が描く婚活物語ということで、予約待ちを経てようやく手元に届いた一冊です📖
正直、「婚活」というテーマは、20代で結婚した自分にはあまり縁がないものだと思っていました。
当時は勢いと流れに身を任せ、生活基盤も決して盤石とは言えない中で、「この人とならやっていけるだろう」という直感だけで一歩を踏み出した記憶があります💍
ですが、本書を読み進めるうちに、今の自分がもし独身だったら……と想像し、背筋が伸びる思いがしました。
今の30代、40代の婚活がこれほどまでにシビアなのは、単に条件が厳しいからだけではない。
「自分自身の生活スタンスが、すでに完成してしまっているから」なのだと気づかされたのです🪞
40代ともなれば、自分なりの心地よいリズム、譲れないこだわり、守りたい平穏が確立されています。
そこへ、自分とは全く異なる「他人のリズム」を組み込むのは、想像以上にハードルが高いもの。若さゆえの柔軟さで互いに染まり合えた20代とは違い、完成したパズルのピースを削り合って合わせるような作業が必要です🧩
「自由な独身生活」という完成された幸せを横に置いてまで、誰かと生きるメリットを見出せるのか。慎重になり、条件を並べてしまうのは、ある種自分を守るための防衛本能なのかもしれません。
一方で、物語を通して見えてきたのは、熟年層における婚活ニーズの高さでした。
子育てや仕事の第一線が落ち着き、ふと立ち止まったときに感じる「これからの人生を誰と、どう豊かに過ごすか」という問い。
若い頃の「家庭を作るための条件」ではなく、精神的なパートナーシップを求める切実な声がそこにはありました🤝
読んでいて改めて思ったのは、「完璧な状態を待っていたら、何も始まらないのかもしれない」ということです。
収入、仕事、自分自身のコンディション。
それらすべてを整え、生活スタンスを崩さない相手を探そうとすればするほど、タイミングは遠のいていく。
結婚は人生の大きな選択ですが、どこかで不完全なまま飛び込む勇気がなければ、新しい扉は開かない。20代の自分は、深く考えなかったからこそその壁を越えられた。今の知恵と経験を持ってしまった自分なら、考えすぎて動けなくなっていた可能性が高いな、と感じます🤔
ようやく順番が回ってきたこの一冊は、単なるエンターテインメントの枠を超え、「人生の決断とタイミング」について、深い問いを投げかけてくれました。
たまには自分とは少し距離のあるテーマの本を読むのも悪くないですね。
「当たり前」だと思っていた今の日常や、これまでの歩みが、実はいくつもの偶然と勇気の上に成り立っていることに気づかせてくれるからです。🌟
決算期の忙しさの合間に、そんな小さな気づきをくれた一冊。
この余韻を大切にしながら、あともう踏ん張り、仕事に向き合おうと思います💻
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