トランプの関税政策が引き起こす経済の波紋と、投資スタンス

アメリカのトランプ大統領が、またやってくれましたね。

相互関税の実施を本格化させたことで、マーケットは再び混乱。

これまでのように土壇場での軟化や手のひら返しを期待していた向きも多かったですが、今回は本当に実行に移されました。

まるでプロレスのような交渉術で、最後の最後にひっくり返すことが常だったのに、

今回はそのまま強行。

こうなると、世界経済への影響は避けられません。

結局、保護主義政策は、自国の産業を守るように見えて、国民の生活を圧迫する結果を生みやすい。

関税がかかることで輸入品の価格が上昇し、それに伴い国内の物価も上昇。

最終的に、消費者がその負担を背負うことになります。

アメリカ国内の支持者向けには「国内産業を守るためだ」とアピールできますが、実際には中間層・低所得層ほど厳しくなる構図。まさに経済的なジレンマです。

今回の関税措置によって、為替市場や株式市場は大きく揺れています。

自分もある程度のジェットコースター相場になることは覚悟していましたが、それにしても急落が始まると胃が痛くなりますね。

特に、年初から上昇基調だった株価が、ここにきて急落し始めたのを見ると、改めてリスク管理の大切さを痛感します。

このような状況で、改めて考えるのがNISAの投資戦略です。

NISA投資のスタンスとして、「年初一括投資」派と「分散投資」派の議論が常にあります。年初に一括で購入することで、年間の非課税枠をすぐに活用し、長期のリターンを最大化するという考え方。

一方で、分散投資をすることで、市場の変動リスクを抑えつつ、平均取得単価を調整するという考え方。

正直、自分としては分散投資派です。

理由はいくつかありますが、まず精神的に楽だから。

年初に一括投資をしてしまうと、その後の相場変動が気になって仕方ない。

今回のように、トランプ大統領の政策で相場が急変すると、「一括投資してしまったのは間違いだったのでは？」と考えてしまうことも。

もちろん長期で見れば誤差なのかもしれませんが、短期的な変動に耐えられるかどうかは投資家の心理次第。

また、資金的な問題もあります。

一括で投資するためには、それなりの余剰資金を確保しておかなければなりませんが、生活費や他の支出を考えると、まとめて投資するのはリスクが高い。

少しずつ積み立てながら、相場の動きを見て買い増しをしていく方が、今の自分には合っていると感じます。

とはいえ、どちらが正解かは一概には言えません。

投資は結局、自分のリスク許容度や資産状況に応じた戦略が必要。今回のような相場の荒れ方を見ると、改めて「リスクを取るなら、しっかりリスク管理をしよう」と実感します。

これからも市場の動向を見守りつつ、自分に合った投資スタイルを貫いていきたいですね。

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