~進学で損しないための奨学金利用術~

日銀が先日、政策金利を0.25%引き上げ、およそ0.75%にすると決定しました。
長く続いた超低金利時代が終わり、いよいよ「金利のある世界」に戻りつつあります。
利上げのニュースというと、住宅ローン🏠への影響ばかりが注目されがちですが、
実はもう一つ、見落とされやすいものがあります。
それが奨学金です。
大学進学は、子どもにとっても親にとっても大きな決断。
学費や生活費を支えるために、奨学金を利用する家庭も少なくありません。
だからこそ今、
「なんとなく借りる」から「理解して選ぶ」ことが大切だと感じています。
奨学金は在学中の4年間、利息がかからない💡
まず、安心できるポイントから。
日本学生支援機構(JASSO)の第2種奨学金(有利子)であっても、
-
在学中(通常4年間)は利息がかからない
-
利息が発生するのは、卒業後の返還開始から
という仕組みになっています。
住宅ローンやカードローンと違い、
学生の間は利息ゼロなのは大きなメリットです。
ただし、ここで油断してしまうのは少し危険です⚠️
金利が決まるのは「借りた時」ではなく「卒業時」🎓
奨学金の金利は、申込み時点では確定しません。
卒業時点の金利で確定し、その条件で長期間返済していくことになります。
つまり、
というケースでは、
その上がった金利がそのまま適用されるということ。
日銀の利上げで市場金利が上がりやすい今、
在学中の4年間は、実は一番読みにくい期間でもあります。
奨学金の金利には「上限」がある📌
不安材料ばかりではありません。
奨学金には明確なルールがあります。
どれだけ金利が上昇しても、
これ以上になることはありません。
とはいえ、
-
借入額が400万〜500万円
-
返済期間が20年前後
となると、
金利が1%違うだけで、総返済額は数十万円単位で変わります💸
変動金利と固定金利、どちらを選ぶ?🤔
第2種奨学金には、
-
利率固定方式
-
利率見直し方式(変動)
の2つがあります。
固定金利は、
卒業時の金利が完済まで続く安心感があります。
ただし、卒業時に金利が高いと、
その高金利をずっと背負うことになります。
一方の変動金利は、
政策金利や市場金利の影響を受けますが、
奨学金には3%の上限があります。
個人的には、
👉 私は変動金利の方がいいと思っています。
日本がこの先、
長期間にわたって高金利を維持し続ける可能性は高くありません。
金利が下がれば、その恩恵を受けられる点を考えると、
上下の余地がある変動のほうが合理的だと感じています。
新社会人でお金がない時期は、親の関与も選択肢👪
奨学金の返済は、社会人になってすぐ始まります。
しかし新社会人の頃は、
-
手取りが少ない
-
一人暮らしで出費が多い
-
仕事にも慣れず余裕がない
という、かなり厳しい時期です。
このタイミングで無理をすると、
返済そのものが大きなストレスになってしまいます😥
だからこそ、
-
最初の数年だけ親が一部を肩代わりする
-
ボーナス月だけ親が支援する
といった関わり方も、
現実的でやさしい選択だと思います。
卒業前に一部返済して、元本を減らすという考え方💰
もう一つ、ぜひ検討したいのが
卒業前に元本を減らしておくことです。
奨学金は在学中、利息がかかりません。
つまり、
-
卒業前に返した分には
-
将来にわたって利息が一切かからない
ということ。
金利上昇局面では、
元本を減らす=確実なリスク対策になります。
「全部は無理でも、少しだけ」
この意識が、あとあと大きな差になります。
奨学金は、家族全体のお金の問題🏠
奨学金は、子ども本人の借金であると同時に、
家族全体のライフプランに関わるお金でもあります。
-
卒業後の返済
-
社会人1〜3年目の生活
-
親の老後資金とのバランス
ここまで含めて考えることが、
結果的に「進学で損しない」選択につながると感じています。
日銀の利上げは、遠い経済ニュースのようで、
実はとても身近な話題です。
奨学金を利用するなら、
今こそ家族で話し合っておきたいテーマではないでしょうか。


