投資と節約で頑張るアラフォーパパ

40代平凡サラリーマンの奮闘

金利ってバカにならない。~借金は金利で見極める~

お金の話をしていると、よく聞く言葉があります。

「借金は悪じゃないけど、利息はバカにならない」

これ、本当にそのとおりです。

借金そのものは、必ずしも悪ではありません。

住宅や教育、事業など、人生に必要な投資を可能にしてくれるものでもあります。
でも、金利が高い借金を放置することは、確実に家計を蝕んでいきます

「借金」と聞くと、どうしても“額の大きさ”に目が行きがちです。

「住宅ローンがあと1,500万円ある」
「教育ローンが200万円残っている」
「クレジットカードで50万円の残高がある」

こう並べてみると、つい「額の大きい住宅ローンを早く返したい」と思ってしまいますよね。
でも実は、返済の優先順位は“金利の高さ”で決めるべきなのです。

この記事では、リボ払いやカードローンといった「見えにくい高金利の落とし穴」から、金利を味方につける考え方まで、分かりやすくお伝えします。

 

まずは、私たちの身近にある「金利の高い支払い」をランキングで見てみましょう。

【身近な金利ランキング】知らないと怖い?高金利TOP5

順位 借入・支払いの種類 金利の目安(年率)
1位 クレジットカードのリボ払い 15~18%(実質年率)
2位 消費者金融(カードローン) 15~18%
3位 銀行のフリーローン・マイカーローン 3~9%
4位 教育ローン(民間) 2~5%
5位 住宅ローン(変動) 0.6~1.5%(2025年時点)

「え?リボ払いそんなに高いの?」と思った方もいるかもしれません。

はい、本当に高いです。

リボ払いは“借金の沼”

クレジットカードのリボ払いは、月々の支払いが一定額で済むため、一見すると便利です。
ですが、残高に対して15~18%もの利息がかかり続けるため、借金がどんどん膨らんでいきます。

例えば、年利18%で50万円の残高を毎月1万円ずつ返していく場合、初年度の利息だけで9万円近くが取られます。
仮に1年間で12万円支払ったとしても、そのうち元本に充てられるのはたったの約3万円。
残りの9万円は、すべて利息に消えてしまいます。

さらに怖いのは、「毎月の支払額が少ないから、返済が終わったように感じない」という罠。
この“感覚の麻痺”がリボ地獄を深刻にしています。

借金は「金利の高いものから優先的に返す」

家計が厳しいとき、つい「額が大きい住宅ローンが目立つから、先に返した方がいいのかな」と思ってしまいがちです。

でも、大事なのは借金の“額”ではなく“金利

借金を返すときは、金利の高いものから優先的に
これが家計管理の鉄則です。

  • リボ払い・カードローン:最優先

  • 教育ローン・マイカーローン:中優先

  • 住宅ローン:最も後回しでOK

住宅ローンは“特別扱い”でいい理由

住宅ローンに関しては、すぐに繰り上げ返済をしなくてもOKです。理由は大きく3つあります。

1. 住宅ローン減税がある

一定の条件を満たせば、年末残高の0.7%が所得税や住民税から控除されます。
実質的に「マイナス金利」で借りているような状態になることも。

例:金利が1.0%で控除が0.7% → 実質0.3%の負担

この仕組みを活かすなら、繰上げ返済は控除が終わったあとでも良いという判断ができます。

2. 団体信用生命保険(団信)がついている

ローン契約者に万が一のことが起きた場合、ローン残高がゼロになる保険です。
生命保険の役割を兼ねているとも言えます。

家族に借金を残さずにすむ=返さずに済むこともあるのが住宅ローンの特徴です。

3. 金利が低い

変動型で0.6%~、固定でも1.5~2%前後という水準の住宅ローンは、最も低金利の借入です。

たとえば、1000万円を年0.5%で借りていても、利息は年間6万円。
これは投資の利回りで十分カバーできる範囲です。

住宅ローンよりも投資を優先するべき?

では、住宅ローンを返さずに、代わりに資産運用をする方がいいのか?

これはケースバイケースですが、以下を目安にすると判断しやすくなります。

【資産運用 vs 繰り上げ返済】判断基準

判断軸 内容・目安
金利 住宅ローン金利1%以下なら、運用の方が効率的な場合も
控除の有無 住宅ローン減税期間中は無理に返さない方が得
投資の経験 投資経験が浅いなら、無理せず繰り上げ返済を優先でもOK
老後資金・教育費 現金を手元に残す必要があるなら、返済よりも貯金や運用優先
精神的ストレス 借金があることが気になるなら、「気持ちの安定」を優先して返済

金利が3%を超えたらどうする?

住宅ローン金利3%を超えているような場合は注意が必要です。

控除や団信の恩恵を受けても、負担が重くなってくる水準です。
この場合、繰り上げ返済を真剣に検討する価値はあります。

また、変動金利の場合は今後の金利上昇リスクも視野に入れて、「返せるときに少しでも返しておく」という姿勢が大事です。

住宅ローン以外のローンも見直そう

教育ローン、マイカーローン、無担保のフリーローンなどは、住宅ローンよりも金利が高く設定されていることが多いです。

  • 教育ローン(民間):2.5~5%

  • イカーローン:3~7%

  • フリーローン:4~10%

もしこうしたローンを複数抱えているなら、「返済の優先順位」を考えるだけでも家計がグッと楽になります。

まとめ:金利を知れば、お金の優先順位がわかる

  • 借金の優先順位は「金利の高さ」で決めよう

  • リボ払い・カードローンは少額でも最優先で返済を

  • 住宅ローンは金利が低く、制度上のメリットも多いので後回しでOK

  • 金利の“複利効果”は貯蓄にも借金にも作用する

  • 「増やすときは複利でコツコツ」「借金は金利が高いものから早く返す」が鉄則

借金は「借りた金額」よりも「金利」で見極める。
これを覚えておくだけで、家計のやりくりがガラッと変わってきます。

金利って、本当にバカにならないんです。

おわりに:借金との付き合い方を見直すきっかけに

どんなに節約しても、借金の金利が高ければ家計は苦しくなります。
逆に、借金の優先順位を見極めて適切に返していくことができれば、お金の流れは好転していきます。

金利見える化」、あなたの家計にもぜひ取り入れてみてください。

 

 

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